ゼミ

本日のゼミ (お話系)

「今日の技術教育について」(I先生的自由設計廃止論など)
〜技術教育のストライクゾーンはどこか〜

今の「技術」
・個性尊重
・それによって指導は難しくなり、また疎かになり、技術としての基礎基本が生徒に身についていない、のでは・・・
・使えない、すぐに捨ててしまうような作品をつくる
・直線が引けない

それではいかんというわけで・・・
・一斉授業
・役立つもの、誰が見てもいいと思えるもの、不変的なもの、定番のもの(定番というありふれたデザインの中に隠され
 たよさ、機能)を作るべき。風呂椅子。

・でも、独創性も忘れてはいけない。→新しいものを生み出そうという精神は技術にとって大切なもの。

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「技術の魅力」
・自分が主役になれる
・実習など体を動かすことができる
・刃物を使える
・材料がピシッっとなったときの快感ッ
・物の値段でなく、物の値打ちを見れる目を養うことができる

そこで技術教師は・・・
・サポート
・雰囲気作り
・動機付け
インセンティブ
・得意技を持つ


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 今日は自分にとっては斬新な考えで、はっとするようなありがたいお話を聞くことができた。
自分自身「他人と一緒はいやだ」というような考えをもっているから、一般的に技術の授業で行われているような個性を重視するようなの授業を当たり前だと思っていた。自分が受けた技術の授業もそんな感じだったから・・これって刷りこみ?
 総合演習では「2×4、1×4を使ってすきなものをつくれ」、みたいな授業をするようなことをイメージして進めてるけど、実際の授業だったら生徒が要らないものをいっぱいつくるんだろうな、と思ってしまった。後に引けないから続行するしかないけど、チャンスがあれば方向を変えたい。無理でも、いらないものを作らせないような配慮をしたい。やっぱり、「役立つもの」「必要なもの」をつくることに大きな意味があると感じた。また、技術の魅力も少し見えた気がする。